徒然備忘録

30歳な私の子育て記録と日々のつぶやき

口唇裂手術前夜。息子の寝顔の横で。

 

9月もなかばだというのにまだまだ残暑の厳しいなか、昨日から入院を開始した私です。

こんばんは。

 

といっても、入院したのは我が息子(5ヶ月)

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生まれた時から決まっていた口唇裂の手術がいよいよ明日行われます。

明日の手術で、割れている口唇がくっつくのと、右側の鼻の底部分ができるということで、うさぎちゃんお口も今日で見納め……

 

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29週の時にエコーで口唇口蓋裂を指摘されてから出産までは、息子がどんな状態で産まれてくるのか、合併症はないのか、産まれてきた子を見て自分がどう思うのか、ぐるぐる心配ばかりしていました。

どんな子であれ親として愛することは出来ると思っていたけれど、お顔を見た時に可愛くないとか、あまつさえ気持ち悪いなんて思ってしまいはしないだろうか、そうなったら自分に幻滅するだろうなと、すごく心配しながら出産を迎えました。

 

ところがどっこい。

産んですぐお顔を見た時、私の口から出たのはなーんだ可愛いじゃん。

心底ほっとしました。

口唇裂だけでなく口蓋裂もあるものの、片側だし、合併症も特になくて健康な息子。

 

とはいえ、息子の将来や、これから受ける治療、それに伴う痛みを想像すると、どれだけ周りやお医者さんたちから「傷跡も分からないくらい綺麗に治るから」と言われても、もやもや。

そもそも手術が必要な状態であることが心配だし、治るからって全く痛みや体への負担が無いわけじゃない。

誰もそう生まれることを望んだ訳では無いとはいえ、そんな体に産んでしまったことを申し訳なく思う日も多々ありました。

 

でも、私から息子への愛情が減るなんてことはなく、むしろ増え続けて、こんなに可愛いなんて天才か!?なんて大真面目に思っちゃう始末。

 

口唇裂も本人のこれからの治療を考えたら、そりゃないに越したことはないけれど、仮に裂のある今でも私から見たら可愛いお顔。

 

兎口、三口なんて言われることもあるようで、最初にそれを聞いた時は差別用語プンスカと思ったものの、(誰がどう思うか分からないから表立っては言わないけれど)可愛い表現にすら思えてくる。

 

 

やっぱり当事者やその家族になってみないと分からない気持ちってあるんだなぁと思いました。

 

 

手術は明日の8時30分スタート予定。

全身麻酔で行われる手術なので、6時間前には絶飲絶食。2時頃に手術前最後のミルクを飲ませて(200ml完飲!)息子氏は夢の中。

 

息子の寝顔を見ていると、生まれた時よりは大きくなったとはいえこの小さな体で手術か…となぜだか泣きそう。

明日朝は術衣を着て、麻酔で眠りにつくまでは一緒に手術室にいれるので、少しでも安心させてあげられるよう心を強く持って付き添う所存。

 

 

すごく、すごくすごく心配だけれど、私が息子にどれだけ愛情をそそいでいても私が治してあげることはできないから、病院や息子の生まれた日からずっとお世話になっている先生を信じて、待つしかなーい。

 

 

息子、がんばれ。