光陰矢の如しとはよくいったもので。
息子が生後1ヶ月をむかえました。
現在1歳半の娘も、1歳までは毎月の誕生日と100日の時にぬいぐるみと比べての成長記録写真を残していたので、息子の分も頑張ってみようかなと思っていますが…クラッシャー娘ちゃんがいる中どこまでやれるのか…
やれるとこまで頑張ります。
さて、前回の更新からまた日が空いてしまっているわけですが。
0歳児のお世話は寝不足との戦いだということを久しぶりに痛感する日々を送っていたら、いつの間にか時間が過ぎていました。
娘がお腹にいる時、お子さんが2人いる同僚から「赤ちゃんのお世話をしてると、1日は24時間なんだなぁって実感する」と言われたのを思い出します。
3時間おきのミルク、そして適宜おむつ替えと寝かしつけ。
しかも娘の時は直接胸から吸ってくれていましたが、口唇口蓋裂の息子は直接は無理なので搾乳かミルク。哺乳瓶を洗って消毒するのも一苦労。
日中は体力おばけな1歳半娘の相手もあるので、なかなか休むこともままならず…年子育児は大変だろうと思ってはいたけれど、お出かけの時くらいしか想像していなかったので、想像以上の大変さにくらくらしています。
どうしてもしんどい時だけ、息子がよく寝てくれる午前中に、娘にドラえもんを見せている30分だけ、娘と息子のいる部屋で横になっています。
ドラえもんの熱狂的ファンの娘は途中のCMまで食い入るように見てくれるので、本当に助かってます。ありがとうドラえもん。
息子が口唇口蓋裂だからといって娘の時と何かお世話が特別に変わるわけでもなく、ただただ眠いし、同時に愛おしいな〜と感じる日々です。
私も今後、年子育児について年下の同僚と語る機会もあるかと思うので、そのうち年子育児の感想もブログに書いて備忘録を取っておこうと思います。
あと、口唇口蓋裂児のお世話についても備忘録を残しておきたい。
というのも、息子が生まれてからの1ヶ月で2回、「うちの子も口唇口蓋裂で生まれたんです」と話しかけてくれるお母さんに出会いました。
1人は大学病院の待合だったのでそりゃいるだろうなという感じでしたが、もう1人はイオンのフードコート。
偶然お隣の席に座った方からいきなり話しかけられて驚きました。「うちもでした〜」「がんばってください〜」と声をかけてくださった方々。
おそらく、他にもいるよ〜、綺麗に治るよ〜といったメッセージを伝えて励ますために話しかけてくれたのでしょう。
息子が口唇口蓋裂だと診断された妊娠30週の時から、お医者さんや看護師さん、助産師さん、同僚や近所の人…何人もの人に「綺麗に治るからね〜」「気づかないくらいになるよ」と声をかけてもらいました。
すごくありがたい声かけなのですが、何人もから言われるうちにだんだんと、(それは分かってるんだけどさ、治るにしたって手術や予後が無痛なわけでもないだろうし、痛かったり辛かったりする思いをさせることは事実なんだよなぁ)と思ってしまう自分がいて。
卑屈な考えなのは分かっているのですが、なんだかもやもや。
人に優しくされた時
自分の小ささを知りました
まさにこのモンゴル800の「あなたに」状態。(この歌は恋愛ソング的な感じが強いですが)
優しさで励ましてもらってるのに、なんだかこう素直に受け取れない自分にもやもや。
当事者や当事者の家族でもない限り、励ましの言葉は限られてくると思うのですが、なんだかこう、私が息子の外見にすごくこだわっているとでも言わんばかりに感じるというか…
息子の将来のためにそれは綺麗に治ってほしいけど、その過程の大変さや痛い思いをするであろうことこそに対して胸が痛いわけであって、息子の見た目に関しては私の中ではもう、さして大きな問題ではなくなっています。
だから、うちの子もですよ〜頑張ってくださいね〜頑張りましょう〜と声をかけてくれる当事者のお母さんたちの声かけには心が救われるような思いがしました。
うちだけじゃないし、大変な思いはするけれど綺麗に治療が済んでいくようがんばろうと少しだけ素直に思えるような気がしました。
私も今後どこかで口唇口蓋裂ちゃんを見かけた時に励ましのひとつになれるように、備忘録をつけていくのも続けたいものです。
明日はできれば海岸で砂遊びの予定。
明日も楽しくなーれ。
おやすみなさい。