最近、娘が寝ている時に少しずつ読み進めていた本をようやく読み終えた。
『お母さんになる日
胎児に学ぶすてきな10カ月』
趣味を介して知り合ったおねえさんが、妊娠を伝えた時から読ませたいと言って家中を探してくれていた本。私の出産後になんとか見つけ出したらしく、もう今更かもしれないけど面白いから!と貸してくれた。
読み終えて思うこととしては、これは面白い。
探してでも貸したい気持ちがわかる。
なかでも1番面白かったのが、赤ちゃんは受精してから出産までの間に、人間の進化の過程をお腹の中で辿っているということ。
なんでも、受精後32日目から40日目にかけての8日間で、魚類から両生類、爬虫類、そして哺乳類と系統発生をし、何億年の進化の歴史を辿っていってるらしい。
たしかに初めは一つの細胞だったものが分裂していって、形がなんとなーく見えてきて、えらやしっぽがついてタツノオトシゴとか魚みたいな形になって、そして、赤ちゃんっぽい形になっていって…という形の変化を見ても進化の過程を辿ってると考えられそう!
ネットでも調べてみたら、水中から陸へ上がる必要が出てきて苦しむ中で肺を獲得したように、赤ちゃんが肺を獲得していく時期がちょうど悪阻(つわり)だっていうページも見つけた。
胎児、進化の旅は5億年、1日は160万年以上のスパンに相当する | 乳幼児から大人のリンパマッサージのまどろみ助産院
なんで今まで知らなかったんだろう。
ドキドキワクワクする新知識だ。
友達からの出産祝いに地球にようこそ!って書いてあって、「うちの子宇宙人なの?」と笑っていたけれど、お腹の中で進化してるんだって考え方を知った今となっては、たしかに地球へようこそな気持ち。
この本は脳の研究をしているお医者さんと、仏教家兼出版社の社長さんの対談形式で、科学の目線と宗教的考え方から赤ちゃんや子育てについて書いてあって、勉強になることがたくさんあったから、まとめられたところから備忘録を綴っていく予定。
あ〜学生時代みたいに本の感想を語り合ったりしたいなあ。絶対盛り上がるのに。そういうことがしたくて、ブログを書いているのかもしれないな、とふと思った今日でした。