徒然備忘録

30歳な私の子育て記録と日々のつぶやき

授乳にまつわるあれこれ

 

 

産後3日目。

入院生活も残り3日となり、退院後のスケジュールがどんどんと入ってきました。

 

気持ちは焦るものの、まだまだ入院中。

初産の時に比べれば、ちょびっと裂けたものの会陰切開もしてないし、一回とはいえそれなりに経験値になっていたのかいきんだことによる筋肉痛もない。

経産婦は後陣痛がきついと聞いていたものの、幸運にもそこまででもない。

体的には初産の時よりもだいぶ回復が早い気がします。

体は元気、でも動けない、予定は入ってくる。

心がちょっぴりざわざわします。

 

というのも、日々やることがない。

息子のお世話と体の状態チェック、ちょっとした病院からの指導以外は何をするでもない1日。なんというか、精神的安息がない感じ?

口唇口蓋裂があるとはいえ、上の娘を産んでからまだ2年経っていないので、まだまだお世話の記憶は新しく特に手間取ることもない。

よく飲みよく食べよく眠る息子の生きる力に助けられて、のーんびりさせてもらっています。

 

退院したらギリ2学年差とはいえ年子育児が待っているので、今、贅沢に時間を使ってゆーっくりするべきなのでしょうが…

スマホゲームか小説を読むくらいしか娯楽もないし、息子の授乳があるので惰眠を貪るわけにも…

ままなりませんが、体だけは元気です。

 

 

さて、そんな息子ですが、口唇口蓋裂児ならではのお世話の大変さがすこーしだけでてきました。

それが授乳。

 

現在1歳半の娘が新生児の時は、基本は直で母乳。母乳が安定して出るようになるまではミルクを足す、というやり方でした。

母乳がどのくらい出てるのか、どのくらい飲めてるのかは目で分からないので、毎日の体重測定に一喜一憂したことが思い出されます。

 

息子の場合は、左側に裂があるのでなかなか直接母乳を吸うと言うのは難しいようで。

胸を口に近づければ、乳首を探すような動きをして、口に含んであむあむするものの、ちゅうちゅう吸うには圧がかけられないよう。

お母さんの乳首の周りから出る脂が、お母さんを認識する匂い?味?のようで、仮に上手に飲めなくてもコミュニケーションとしてお乳を吸わせています。

 

そして、やっぱり人間の体ってすごいです。

息子に吸わせるようになって一日、寝ていても起きるほど痛いくらいに胸が張り、あっという間に母乳がでるように。

このスイッチ入ると体の機能が変わるのって本当に人体の神秘だなぁと思います。

 

 

閑話休題

 

息子への授乳の手順は、まず直接胸から吸わせてみて、ある程度時間が経ったら搾乳しておいた母乳を口唇口蓋裂児用の哺乳瓶であげ、足りない分はミルクを足す、といったものです。

 

娘の時は眠りかぶりながらも胸をはだけてお乳を与えて、飲み終わったらそのまま眠れましたが、今回はそうもいかない。

 

 

まず、事前に痛みのない無理のない範囲で搾乳し、冷蔵庫に保管しておく。搾乳機を洗浄、消毒。

 

授乳の時間になったら、保管しておいた母乳を湯煎であたためつつ、胸からお乳を吸わせる(10分)

あたたまった母乳を口唇口蓋裂用の哺乳瓶に移し、飲ませる(20分)

大体、母乳量が足りないのでミルクを足して飲ませる(10分)

裂から空気を飲みやすいので、吐き戻し防止のために合間合間で小まめにげっぷをさせるのは必須。

全部飲み終わったら、哺乳瓶、母乳を保管していた容器を洗浄、消毒(5分)

そして、次の授乳に備えて搾乳した後、搾乳機の洗浄、消毒(20分)

 

ざっくり1時間…!!

息子はあまりお腹がすいたー!!と泣かないタイプのようですが、推奨されている3時間ごとの頻回授乳のためにこれをやっていると、気が…遠く…

 

口唇口蓋裂ベイビー特有のというよりは、お乳の出が悪くて授乳がなかなかうまくいかない場合や、乳首トラブルで直接母乳をあげられない場合も同じ工程を経ているのだとは思いますが…

 

娘の時にどれだけ楽をさせてもらっていたのかひしひしと感じます…

お乳、ミルクをあげる時はしあわせタイムなのですが、そのための準備や後片付けがなかなかに面倒。

よく眠る子なので、寝かしてもらえてはいますが…退院してから大丈夫かなぁとやや不安です。

 


でも、大変なくらいの方が、その他の煩わしい考え事、夫のこととか夫のこととか夫のこととかを考えないからいいのかとも思ったりなんかして…

 

 

物事は一長一短、とりあえずは目の前の可愛い息子を愛でながらもう少し眠ろうと思います。

おやすみなさい。